お世話になっております。
40代でスキルなし資格なし未経験で初めての転職をした四転五起(よんてんごき)のよんてんでございます。
本日は、先日お問い合わせいただきました【40代の異業種転職で未経験採用でも放置で退職に至る可能性】についてお伝えしたく、ご連絡を差し上げました。
異業種への転職が成功の一歩と思いきや、40代の中途採用者が直面する問題は深刻です。特に、期待していたサポートがなく放置され、適応に苦しむケースが多々あります。こうした状況は、モチベーションの低下や早期退職に直結しかねません。この記事では、なぜ放置されるのか、その背景を明らかにし、どう対処すればこの困難を乗り越えられるのかについて詳しく解説します。適切な対応策を知ることで、再びキャリアに自信を持つ手助けとなるでしょう。
本記事は少し愚痴っぽくなっている部分があるので、記事を読まなくても私の経験が伝わるように、先にこの記事でお伝えしたいことを載せておきます。
退職まで至ってしまう、異業種中途採用での放置問題とは?
異業種転職で未経験採用のケースであっても、期待していたサポートが不足し、放置されることがしばしばあります。特に中途採用の立場では、新しい業務や環境に慣れるための適切な教育や支援が不足していると感じることが多いです。
これにより、自分のスキルが活かせないまま放置されると、モチベーションが低下し、最終的には退職を考えることになります。この記事では、こうした問題にどう対処すればよいかを探ります。
「未経験で異業種転職で採用されたのにさすがに放置はないだろ。」と思われる人もいると思いますが、私が経験したようにあり得ます。
退職後、転職エージェントの方に本記事に載せている経験を話したところ、
さすがに質問も確認も禁止なんてそんな酷いケースは聞いたことないです。
とおっしゃっていたのでレアケースかもしれません。話半分に記事を読んでくださいね。
未経験採用者が直面する放置
未経験者として異業種転職をした場合でも、企業からのサポートが不十分なことがよくあります。特に中途採用での放置は、新しい業務に必要なスキルや知識を習得するための指導が欠けていることが原因。この放置状態が続くと、自信を持てず、早期退職に繋がる可能性があります。効果的なサポートを受けるためには、自分から積極的に支援を求めることが重要です。
同じ業界にキャリア転職する場合は、「(どれくらいできるかわからないから)とりあえずやってみて」と言われ、放置気味にされることはありがちです。しかし私が経験したように、未経験の異業種転職でも放置されることもあります。
放置が引き起こす問題とリスク
放置されることで、仕事に対する不安やストレスが増加し、結果的に退職に繋がるリスクが高まります。具体的には、業務の進捗が遅れる、スキルが向上しない、職場での孤立感が強まるなどの問題が発生します。これらの問題を避けるためには、企業側に対して具体的なサポートや教育を要求し、自分自身でもスキルアップに努めることが求められます。
私は放置やパワハラで転職して3ヶ月で早期退職した経験があります。本当にきつかったです。
放置される理由とその背景
異業種転職者が放置される理由にはいくつかの背景があります。これらの問題は、新しい職場での不安感や孤立感を引き起こします。以下に、放置の主な原因とその影響について詳しく見ていきましょう。
新卒採用はまとめて教育できる
新卒採用では、多くの企業が同期を集めて一斉に教育プログラムを実施します。これにより、効率的に基礎知識や企業文化を伝えることが可能です。また、同期同士での支え合いや情報共有がしやすく、学びの効果が高まる点も新卒採用の教育環境の強みです。
新卒採用は4月1日に何人か同時に入社するので、基礎的なことはまとめて教育できます。
中途採用は個別に教育が必要なので効率が悪い
中途採用では、個々の経験やスキルが異なるため、個別に教育が必要となります。これにより、教育の効率が低下し、担当者にかかる負担が増すことがあります。また、適切なタイミングでのサポートが難しく、中途採用者が職場で孤立するリスクも考慮する必要があります。
また、中途採用は新卒採用とは違い入社日がバラバラなので、まとめて教育することが難しく、一人あたりの教育コストが高くなるということも放置される原因の1つです。
中途入社は入社日がバラバラなのでまとめて教育することができません。効率が悪いのです。
新人教育の不足と影響
新人教育が不足していると、異業種転職者は業務に必要な知識やスキルを十分に習得できず、仕事に対する不安が高まります。特に未経験者は、適切な研修やサポートがないと、自分の業務に対する理解が深まらず、結果としてパフォーマンスが低下することがあります。この状態が続くと、モチベーションの低下や退職のリスクが増加します。
私の場合はマニュアルなどありませんでしたし、営業職だったのですが、最後までプロダクトの説明すらありませんでした。初見の仕事を渡されて「とりあえずやってみて」でした。
社内コミュニケーションの欠如
社内コミュニケーションが不足すると、異業種転職者は孤立感を感じやすくなります。中途採用の立場では、既存のチームメンバーとの情報共有やフィードバックが少ないと、業務に関する理解が深まらず、自信を持てなくなります。このコミュニケーション不足が放置と感じる一因となり、仕事への意欲が低下することがあります。
私の場合は「人の時間を奪うから、周りに話しかけないで」と最初に言われました。
先輩と飲みに行くと、後日そのことを上長に咎められたりもしました。
業務内容の不明確さ
業務内容が不明確であると、異業種転職者は自分の役割や期待される成果が分からず、困惑することがあります。特に未経験者は、具体的な業務の範囲や目標が明示されていないと、自分の仕事に対する方向性が見えず、成果を上げるのが難しくなります。これにより、業務に対する不安が高まり、退職の決断をすることがあるかもしれません。
私の場合は「質問禁止」「確認禁止」でした。当たって砕けろで業務を進めるしかなく、砕け散っていました。
放置による退職リスクを最小化する方法
放置されることで退職リスクが高まる状況を防ぐためには、以下の方法でサポート体制や職場環境を改善することが重要です。これにより、異業種転職者が新しい職場にスムーズに適応し、長期間働き続けるための支援が得られます。
オンボーディングの改善
オンボーディングプロセスを改善することで、新しい社員が迅速に業務に馴染むことができます。具体的には、役割や期待される成果を明確にする研修プログラムを設け、初期の段階で十分なサポートを提供することが重要です。これにより、未経験者でも自信を持って業務に取り組むことができ、退職リスクを低減できます。
これは会社側に期待するしかないのですが、面接の段階で確認するのが良いです。私の場合は教育制度について質問したのですが、「指定した本を読んでもらう。それで大丈夫」と言われました。
メンター制度の導入
メンター制度を導入することで、異業種転職者に対して個別のサポートを提供できます。メンターは業務の進め方や会社の文化についてアドバイスを行い、新しい職場への適応を助けます。これにより、新人が孤立することなく、スムーズに業務に慣れることができ、退職を考えるリスクが減ります。
メンターに拠るんですよね。向かいの席の新人の方は丁寧に仕事を教わっていて、羨ましく思っていました。
定期的なフィードバック
定期的なフィードバックを行うことで、異業種転職者が自分の業務パフォーマンスや改善点を理解しやすくなります。上司や同僚からのフィードバックは、仕事の進捗を確認し、必要なサポートをタイムリーに受ける手助けとなります。このコミュニケーションの頻度が高いと、放置される不安感を軽減できます。
始めの内は毎日1時間、終礼をしていただいていたのですが、途中から2分で終わるようになってしまいました。
業務内容の明確化
業務内容を明確にすることで、異業種転職者が自分の役割と責任をしっかり理解できるようになります。具体的な業務範囲や目標を設定し、各業務の期待される成果を明示することで、新しい仕事に対する方向性がはっきりし、効率的に仕事を進めることができます。これにより、業務に対する不安を減少させ、退職リスクを低減できます。
業務の進め方が全くわからず、過去の資料やChatの履歴を見て進めていました。質問すれば5分で終わる作業に何時間もかかっていました。
職場の雰囲気作り
職場の雰囲気作りも、退職リスクを最小化するための重要な要素です。チーム全体での歓迎ムードを作り、異業種転職者が安心して働ける環境を整えることが必要です。例えば、チームビルディングの活動やオープンなコミュニケーションを促進することで、職場に馴染みやすくなり、仕事へのモチベーションを高めることができます。
「周りに話しかけるな」と言われていたので環境はよくなかったですね。話しかけるにはスケジュールを調整して時間をもらって、資料を準備してからMTGをする必要がありました。
異業種転職、中途採用者としての適応方法
異業種転職者が新しい業界で成功するためには、適応力が求められます。以下の方法で、転職後の職場環境にスムーズに溶け込み、自己成長を促進することが可能です。
新業界の役割とスキル
異業種転職では、新しい業界で求められる役割やスキルを早期に理解することが重要です。業界内で一般的なスキルセットや役割の期待を把握し、自分の強みを活かしつつ、新たに必要となるスキルを積極的に学びましょう。これにより、即戦力として活躍する準備が整い、適応がスムーズに進みます。
後から聞いた話ですが、私の周りの方は私に対して「この言葉が出てくるということは、これくらいのことは上長に教わっているハズなのに、何故こんなこともわからないんだ」というストレスがあったそうです。「この言葉」とは私が資料を漁って学習した結果出ていたもので、「これくらいのこと」というベースには基づいていないので、「何故こんなこともわからないんだ」と思っていたようです。
例えるなら「何故この英文法を使っているのに、この英単語を理解していないんだ」という感じ。
もちろん上長からは何も教わっていませんでした…。
業界特有の慣行対応
新しい業界において、業界特有の慣行や文化に適応することが成功の鍵となります。業界の常識や暗黙のルールを早期に理解し、それに合わせた行動やコミュニケーションスタイルを身につけることで、職場での信頼関係を築きやすくなります。周囲の同僚や上司の動きを観察し、柔軟に対応することが求められます。
私の場合、Chatでのやりとりや、どんな些細なことでも資料を作ってからコミュニケーションを取るなどが暗黙のルールでした。それも先に教えていただけないので、失敗しながら学びました。
できるようになった頃にはすっかり「何もできないおじさん」のレッテルを貼られていましたが…。
自己啓発とスキルアップ
自己啓発とスキルアップを継続的に行うことは、異業種転職者としての成長を支える重要な要素です。関連する資格取得やオンラインコースの受講、業界関連の書籍やセミナーへの参加など、学習機会を積極的に活用しましょう。自分のキャリアに必要なスキルを磨くことで、業務に対する自信が深まり、職場での評価も高まります。
片道1時間30分の通勤・帰宅時間にも関連図書を読んでスキルアップを図っていましたし、休日も自宅で仕事を進めたりしていましたが、ヒントすらない状態でのキャッチアップはとても難しかったです。
ある程度の自己犠牲が必要
異業種転職には新しいスキルの習得や環境への適応が求められ、その過程で自己犠牲が必要になることもあります。特に40代で転職後の成功を収めるためには、プライベートの時間や労力を一時的に犠牲にして、新たな挑戦に集中する覚悟が求められるでしょう。しかし、こうした努力はやがて報われ、新しいキャリアでの飛躍を可能にします。
私は始業前に来て、毎日掃除機がけをしたり、朝の挨拶をしたりしていました。
努力は報われませんでしたけどね…。
プライドを捨てる
異業種転職では、これまでのキャリアで培ったプライドを一旦脇に置くことが重要です。新しい環境では、学ぶ姿勢を持ち、柔軟に対応することが求められます。過去の成功に固執せず、新しい知識やスキルを積極的に吸収することが適応の第一歩です。
周りが年下でも、その業界、その会社では大先輩です!私は全員に対してフル敬語でした。
前職の話をしない
新しい職場では、前職の話を控えることが円滑な適応につながります。前職の話が多すぎると、比較や違和感を生むことがあり、周囲との距離が広がる可能性があります。現在の環境に集中し、職場の文化や習慣に順応することが大切です。前職の話は相手に求められた時だけにしましょう。
異業種転職でも「以前の職場ではこうでした」というのはNG!業界自体が違うので違って当たり前!業種が違う転職先のやり方にケチをつけていることになり、「プライドがある」と鬱陶しがられます!
年齢の話をしない
年齢に関する話題は、特に新しい職場では慎重に扱うべきです。年齢差による溝を避けるためにも、フレッシュな姿勢で仕事に取り組むことが大切です。年齢にとらわれず、若々しい気持ちでチャレンジを楽しむ姿勢が、良い印象を与えます。
「40なので…笑」などと、冗談でも年齢の話をすると「年齢を言い訳にしている」「プライドがある」と感じさせてしまいます。22歳の気持ちでいきましょう!
少しでも印象が良くなるように振る舞う
異業種転職者として成功するためには、周囲に良い印象を与える振る舞いが求められます。例えば、明るい態度や積極的なコミュニケーションが効果的です。また、小さな成功を積み重ねることで信頼を築き、周囲との関係を良好に保つことができます。
始業前の掃除や就業後のゴミ捨て、昼休憩中の給湯室の掃除、元気な挨拶などを意識してやっていきましょう。下っ端の仕事は全部請け負うつもりで!
調べてから、まとめて質問をする
異業種転職では、自分で調べたうえで質問することが信頼を得るポイントです。新しい職場では、独自の用語やプロセスが多く、まずは自分で理解を深める努力をしましょう。それから質問することで、効率的かつ的確なやり取りができ、周囲からの評価も高まります。自ら積極的に学び、必要な情報を整理する姿勢が、スムーズな適応につながります。
しっかり調べて、それでもわからないことを質問し、不安なことだけ確認しましょう。都度というよりは、疑問点を箇条書きでまとめておいて、「今5分ほどお時間宜しいですか?」とお伺いをたててまとめて質問するのが良いです。
私の場合は質問も確認もできなかったのですが…
的確に、積極的に質問する
質問の仕方が重要視される場合もあります。新しい職場での成功には、積極的な取り組みが欠かせません。特に異業種転職者としては、期待される役割やスキルセットを理解し、周囲と効果的にコミュニケーションを取ることが重要です。わからないことを素直にぶつけるだけでなく、「AAがわかりません。BBかCC、もしくはDDかと思っていて、個人的にはBBと思うのですがいかがでしょうか?」など、相手が答えやすいように選択肢を複数提案するなど、具体性のある質問の仕方を心がけましょう。
まとめ
40代での異業種転職は、多くのチャレンジを伴います。特に、未経験の業界で放置される状況に直面することが多く、これが退職につながるリスクもあります。
- サポート不足が問題の根底にあり、適応に苦労することがよくあります。
- 放置される背景として、中途採用者は個別教育が必要であり、その効率の悪さが挙げられます。
- 対策として、自ら積極的にコミュニケーションを取り、スキルアップを図ることが求められます。
しっかりとした準備と心構えを持つことで、新たなキャリアで成功を収めるための第一歩を踏み出せるでしょう。
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